( 本書「はじめに」より一部抜粋 )-----------
工務店業界は、現在様々の課題に直面しています。例えば、人口減少と人手不足、建築ストックの高齢化と新築需要の減少など、直面する課題の解決と新たな経営環境への対応という意味で、工務店業界は体質改善の必要性に迫られています。工務店業界の活性化は地方創生のためにも必須であり、この時点においてSDGsという社会変革を目指す新たなツールの導入により業界の体質改善を図ることは適切な取組であると考えます。
本書は、中小の工務店を対象にSDGs導入のガイドラインとして編集されたもので、先行的に2019年2月に発刊された書籍「建築産業にとってのSDGs-導入のためのガイドライン」の姉妹編となるものです。
本書が、住宅供給に参画する地域の工務店、施主、地方自治体、建築関連産業、金融機関等のステークホルダーのコミュニケーションツールとして活用され、工務店を含む地域社会の活性化に貢献するよう期待しております。
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*これからの工務店経営における、SDGs導入のプロセスをイメージして
「工務店はなぜSDGsに取り組むべきなのか」、「いかにしてSDGsに取り組むか」をわかりやすく解説し、優れた事例を多く収録しました。
巻末に、工務店のSDGs導入の手がかりとなる「工務店が取り組むSDGsの実践事例」、「後づけマッピングの事例」、「先付けマッピングの事例」及び
「指標設定の事例」を収録しています。
書店、官報販売所、東京建築士会、大阪府建築家協同組合でお取り扱いしております。